*   とやまの方言集 +++ とやま弁の特徴的接尾語〜チャ、〜ガケ +++ カ行へ >
             
【ア】  
【とやま弁】【解  釈】【会 話 例】
あいがあんなのがねぇ、おらも“あいが”欲しい〜
あいそむない愛想がない、親しみのないあの人って“あいそむない”ノ〜
 さびしくなったみんな帰ってしもて“あいそむな”なったノ〜
あいなしに間もなくあの人が帰って“あいなしに”あんた来たがいゼ
あおだかす水などをかきまわす。人をおだてるあんまり“あおだかさ”んといてマ
あかす解く、当てるへそくりどこに隠したか“あかし”てみよケ
あこあそこ(場所)ねぇ“あこ”まで行ってきてくれんケ
あごおとすすごく美味しいあ〜れうまヤ“あごおちっ”チャ
あごつまむ言葉尻をつかむあんたって人は“あごばっかりつまん”でなにケ
あこなちあそこの家“あこなち”の人チャ、みな元気やノ〜
あしめるあてにする私ばっかり“あしめん”といてマ
あせぐらしい気ぜわしいあ〜れ“あせぐらっしゃ”ノ〜
あとまたい後始末なんであんたの“あとまたい”ばっかりせんナンガケ
あのっさんあの人。「っさん」は富山独特の言い方“あのっさん”チャなんていい人ケ。
あばえくさる甘えるこの子チャ“あばえくさって”。しっかりしょうチャ
あめこく機嫌をとるあの人に“あめこいとく”と、後でいいことあるかもしれんチャ
ありまち今ある分だけ今晩のおかずは“ありまち”にしとかんまいケ
あわさいあいだ。すき間忙しいやろけど、たのんこっチャこの仕事“あわさい”に入れてくれんケ
   
【イ】  
いいがに構わないのにあれ〜、そんなことしてもらわんでも“いいがに”。気の毒な
いいチャ肯定のよろしいこのパソコンあんたにあげても“いいチャ”
 否定の意味で結構。両方で使う何言うとらいね。そんな高いもん“いいチャ”
いかれる行きますか?どこへ“いかれる”がケ〜
いかんがー行かないのですか?今日買いもんに“いかんが〜”
いくす渡す。上げる。これ、あんたとこへ“いくす”チャ
いたまち怪我私こないだ転んで“いたまち”したガ
いちがい思いこんで頑固あの人チャ“いちがい”もんで困っチャ
いっとって行ってて私ちょっと遅くなるが〜、あんたたち先に“いっとって”
いのかす動かすこれ重たてだめ。あんた“いのかして”よ
いまにくっちゃそのうち来るそんな心配せんでも、あの子ら“いまにくっチャ”
いやわい嫌です私そんなが“いやわい”
いろむ熟すそろそろ柿が“いろむ”頃やね
   
【ウ】  
うい辛い、苦しいああ腹“うい”、ちょっと食べすぎたジャ
うざくらっしゃうっとうしい“うざくらっしゃ”あっちへ行っとられマ
うしなかす紛失するもったいなや、財布“うしなかして”しもたチャ
うぞい情けない、悪いあんたチャなんて“うぞい”人ながケ
うだく抱く赤ちゃんいっぺん“うだか”せてマ
うんまいもん美味しいもの、菓子なんか“うんまいもん”ないがケ
   
【エ】  
えきる火照る顔が“えきって”ならんわィ
えごふくへりくつを言う、からむあの人また酒飲んで“えごふいとる”いややネ〜
   
【オ】  
おーわ次女以下の呼称あこなちの“おーわ”きれいになったね
おいたやめたこんな仕事“おいた、おいた”
おおいきため息あのひと“おおいき”ついとったチャ。どうしたガかね
おおどばすいいかげんあの大工“おおどばす”な仕事してったネ
おかれやめなさいいつまで電話しとるガケ。もう“おかれ”マ
おかんまいケやめましょうあと一回で“おかんまいケ”
おごる騒ぐ教室で“おごっ”とったら先生に叱られたチャ
おぞい“うぞい”と同意この車、もう“おぞ”なったチャ
おそらと遅く夕べ“おそらと”来られたチャ
おつけおつゆ“おつけ”のおかわりどうケ
おっじゃ次男以下の呼称おらちの“おっじゃ”こんど高校なガ
おっとろしい恐い台風来るがみたいワ“おっとろしい”ノ〜
おといた落としたありゃ、どっかでお金“おといた”らしいワ
おとましいもったいないあ〜れ“おとまっし”ャ
おもっしいおもしろいきんのテレビ“おもっし”かったジャ〜
おら私、自分その番組なら“おら”も見とった、おもっしかったノ〜

お国なまり「方言」にはそれぞれの文化・暮らしをかいま見ることができます。           
富山では本来の越中弁に加え売薬さんにより東北地方の言葉をたくさん運んできたともいわれています。
他県において別の意味に受け取られそうな言葉もたくさんあるようです。              
弊社印刷の水間直二氏編纂「とやまのまちのことば」からも一部引用しております。